時に肌を裂くほど虚ろ ざらついた好絶
目を開けて飲み込んだ幻惑 壊れて行けるように
疑いは解けたはず
遠い掛けようのない殺風景
抱き合うだけ無意味と
色を忘れた桜が舞う まだ上手く変われず
何かを求めたわけじゃない 忘れて行けるように
裏切りを知ってたから
眠れるまで見つめさせて
深い嘘を
ただ哀れを演じ 餌飲み込め廻る
伸ばす手さえ見えなかった
魔やかしにキスを 傷に許しを
気付けばまたここには誰も
流し込む沈静に解答など望まない
一瞬の逃避が終わりと知らぬ振りを
ただ笑うだけで滲んだ距離が
あまりにも悲しかった
塞ぐ度に背丸る距離は
優しすぎて冷たかった
色付いてく花びらのように
時が暮れば思い出して
枯れ落ちてく花びらのように
時が来ても忘れないで