ここからさきにあゆむみちのり きみのかげはみえない
ときのながれはむじょうさとともに
こころにあいたあなのかずはもうかぞえきれないほどに
ゆるりふるよるにふじょうりがのぞく
どこにでもありふれたふつうのはなが
ひらかないこともあって
せかいでひとりのこされたような
こどくにだかれる
なんどもこえがかれてしまうほどなきくずれたひび
いまはそのいみがわかるきがするよ
こえにならないきみの「さよなら
どうにもならないこと
せめてゆめであえたらどれほどだろう
かなしきそうぼう
さいごさいごきみがきみのかわりにのこしたものが
たいせつななにかをおしえてくれた
どうかどうかこのおもいが
たびだつきみへととどきますように
あめふるまちのかたすみ
だれもしらないものがたり